ChatGPTで構造化面接の設問と評価基準の素案を作成する
こんにちわ。従業員体験( EX )の向上がミッションのエンジニアリング統括室に所属しているてぃーびーです。
質の高い選考手法の1つとして、構造化面接という手法があります。
今回、この構造化面接の設問と評価基準の素案をChatGPTに作成してもらいます。
前提
この記事ではChatGPT-3.5のウェブUIを利用しています
構造化面接とは?
構造化面接とは同じ職務の選考を行う候補者全てに同じ面接観点、選考手法、質問方法で選考し、同じ尺度に基づいて評価を行う手法です。逆のケースを考えるのであれば、選考担当者が思い思いの質問をし、思い思いの評価基準で選考を実施している状況がありえます。この場合、評価は属人的になります。例えば、選考担当をいつもしている人がたまたまおやすみで代理の担当者が選考に出たことによって、選考参加者の合否の可能性がかなり変化することすらありえます。
構造化面接について、詳しくはリンク先を参照ください。
ChatGPTに構造化面接の素案を作成してもらう
評価基準の素案作成
入力
構造化面接において、自ら学習する姿勢や学習能力を問いたいと考えています。評価基準となる構造化面接のルーブリック(評価基準表)を4段階で作成して欲しいです。1. 悪い2. 普通3. 良い4. 非常に良いのランクに合わせた内容にしてください。
出力
以下は、自ら学習する姿勢や学習能力を問う構造化面接の評価基準表の例です。4段階で評価し、それぞれの評価に対応する行動や態度を示しています。1. 悪い* 学習意欲が低く、新しい知識やスキルを身につけることに消極的である。* 過去の失敗や失敗体験から学ぶことができず、同じ過ちを繰り返してしまう。* 他人の意見やフィードバックに対して素直に耳を傾けず、受け入れようとしない。2. 普通* 学習意欲はあるが、自己主張が強く、自分のやり方にこだわることがある。* 過去の失敗や失敗体験から学ぶことはある程度できるが、反省や改善点を見つけ出すのに時間がかかる。* 他人の意見やフィードバックに対しては一定の反応を示すが、すぐに受け入れることができない。3. 良い* 学習意欲が高く、積極的に新しい知識やスキルを身につけようとする。* 過去の失敗や失敗体験から学び、反省や改善点を自ら見つけ出すことができる。* 他人の意見やフィードバックに対して素直に耳を傾け、自ら改善するための行動を起こすことができる。4. 非常に良い* 学習意欲が非常に高く、自己啓発や自己学習に積極的に取り組むことができる。* 過去の失敗や失敗体験から多くの学びを得ており、自己成長に繋げることができる。* 他人の意見やフィードバックに対して非常に素直に耳を傾け、自己改善のために積極的に行動することができる。
キャプチャ
面接の質問の素案作成
- ルーブリック - ルーブリックとは評価基準のことです。
- STAR面接 - STAR面接とは、面接を行う際に気をつける点をまとめた手法です。状況(Situation)、タスク(Task)、アクション(Action)、結果(Result)を質問します(面接される側の場合は説明する)。面接する側・される側双方にとって有用な手法です。
入力
作成ありがとうございます。いいですね。そのルーブリックを用いて評価するための構造化面接の質問案をSTAR面接の観点を抑えつつ3例作成してください。
出力
以下は、自ら学習する姿勢や学習能力を問うための、構造化面接の質問例です。STAR面接の観点を考慮し、各質問について、シチュエーション(S)、タスク(T)、アクション(A)、結果(R)を明確にしています。S:過去に自己学習を行った経験について教えてください。T:あなたが学習したかったことを教えてください。A:どのような方法で学習を進めましたか?自分で決めた学習スケジュールは守れましたか?R:その学習によって、どのような成果が出ましたか?また、今後も自己学習を継続するための工夫はありますか?S:失敗経験について教えてください。T:その失敗から何を学びましたか?A:同じ失敗を繰り返さないために、どのように改善することができますか?他人のフィードバックを受け入れ、行動に移すことができましたか?R:その後、同じような状況があった場合、どのように対処することができますか?S:新しいプロジェクトに取り組む際、自己学習をどのように取り入れる予定ですか?T:そのプロジェクトに必要なスキルや知識は何ですか?A:そのスキルや知識を身につけるために、どのような学習方法を選びますか?学習スケジュールはどのように決めますか?R:その学習によって、どのような成果が出ましたか?その成果をプロジェクトにどのように活かしましたか?
キャプチャ
まとめ
構造化面接の設問と評価基準の素案をChatGPTに作成してもらいました。
想像よりもかなり質のよさそうな結果が生成されました。
構造化面接の質問、評価基準は試しながら継続改善していくものです。
その意味では、まず初版をサクッと作るという意味で、ChatGPTにたたき台を作ってもらいそれに多少手を加える程度でも、そこそこのレベルのものが作れそうです。